新しいカフェ論1「アートについて」
僕は暇な時にはカフェ論を考えています。
カフェ論なんて難しいことを言ってますが、要するにカフェという商売についてあれこれ考えるのです。
今回はカフェや飲食店に限らず、世の中の多くのものに共通して足りていないものについて論じてみようと思います。
アートについて
これからのカフェ(カフェだけではないのですが)で一番重要なものはアートだと感じています。
アートとは美しいものを追求していく心です。
では美しいとはどういったことなのか?
それは突き詰めれば人体にとってプラスになるということです。
不誠実な企業
突然ですが僕は日本の大手パンメーカーが嫌いです。
なぜかというとアート性がないからです。
現在の日本では自信を持って健康的だと言えるパンはほとんど販売されていません。
それは大手パンメーカーが不誠実なことと日本という国自体が不誠実であるからだと感じています。
大手が作るパンの原材料を見てみてください。訳のわからない材料がこれでもかと並べられています。
ヨーロッパでは許可されていない添加物やマーガリンなどを大量に使い原価を数十円安く済ませているのです。
美しいものには法則があります。それはシンプルだということです。
パンは本来とてもシンプルな材料で作ることができます。
そのシンプルさを効率と原価のために手放し、結果として不誠実な美しくないものが出来上がります。
そのようなものは企業努力でもなんでもありません。
パンメーカーの社長はそのパンを自分の子供に自信を持って食べさせることができますか?
不誠実な国
またそのような状況を作っているのは添加物やマーガリンなどの使用を許可している国の責任でもあります。
確かに現状でマーガリンを禁止すれば世の中の食べ物の物価は間違いなく上がります。
安い食べ物には大抵ショートニングやマーガリンを大量に使っているのでそれをバターに置き換えることは確実に原価を押し上げます。
それに既存の添加物やマーガリンを作っているメーカーからの圧力も当然あると思います。
不誠実の連鎖はどこかで止めない永遠に限り続いていくのです。
体にいいものを目指さない。
美しいものは、構造がシンプルゆえに体によいものとなる傾向があります。
なのであえて体にいいものを作ろうとする必要はありません。
構造や原材料のシンプルさ、美しさを追求していけば結果的に体にいいものは出来上がっているはずです。
ダイエットは目的がダイエットになってはいけません。
あくまで目的は美しくなることなのです。
そして美しい人は多くの場合、健康的なのです。
誠実さこそがアートである
これからの時代は二極化していくと思います。
それはアートを信じる人とそうでない人です。
僕はアートを信じていく人が今後確実に増えていくと思います。
不誠実な原材料は当然使わない。
必要以上の味の濃さは必要ない。
美しいものはシンプルゆえに体にいいのです。
そういったものを追求していく気持ちが根底になくてはいけないと思うのです。
これからは誠実さこそが継続的に利益を生んでいく世の中にシフトしていくと僕は確信しています。
まとめ
- アートとは美しいものを追及する心。
- 美しいものはシンプルゆえに体にいい。(体にいいものを目指すのではなく、美しいものを目指し、結果的に体にいいものができているという感覚)
- 誠実さが価値になる。